A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

SA

Behar, R., Grima, P. & Marco-Almagro, L. (2013) Twenty-five analogies for explaining statistical concepts. American Statistician, 67, 44-48. 統計学を教えるための25のたとえ話,原文は読んでないけど,おもしろい。50%の信頼区間の話とかあーそう…

Gerber, B., Ivan, J. & Burnham, K. (2014) Estimating the abundance of rare and elusive carnivores from photographic-sampling data when the population size is very small. Population Ecology, 1-8. CSUに居たときに,たまに会って挨拶してたBrian…

予測の信頼区間と回帰線の信頼区間

概念としては,林さんのこのブログが便利なのですが,で,結局両方ともどうやって計算しているの,というのを確かめる機会があったので,以下にメモとして。ここを参考にしただけなので,本サイトを読んでもらった方が良いです。しかし,予測の信頼区間が回…

Rのパッケージdrcの関数ED()を使う時の注意点

drm*1を使って濃度反応関係を推定し,その結果からED*2を使って,x%の影響が予測される濃度を推定するというのは,多分このパッケージを使う人の多くがやることだと思う。そこでの注意点は,drm(..., fct=W1.4)とかdrm(..., fct=LL.4)のパラメータ4つのモデ…

伝えるための心理統計: 効果量・信頼区間・検定力作者: 大久保街亜,岡田謙介出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2012/01/26メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 164回この商品を含むブログ (13件) を見るHYSさんから教えてもらった本。第一章「心理統計にお…

人工ニューラルネットワーク

Olden, J.D., Lawler, J.J. & Poff, N.L. (2008) Machine learning methods without tears: A primer for ecologists. Quarterly Review of Biology, 83, 171-193. 涙なしの機械学習:生態学者への入門書。という大変キャッチーなタイトル。Oldenさんと会っ…

EFSA Scientific Committee (2009) Guidance of the Scientific Committee on a request from EFSA on the use of the benchmark dose approach in risk assessment. The EFSA Journal, 1150, 1–72. http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/1150.htm …

AICで総当たりによるモデル比較(選択)みたいなのは,MuMInが便利そう。結構な組合せでも落ちずに,Akaike weightや説明変数の相対的な重要性*1を計算してくれるよう。単に総当たりしてモデルを結果を見たい場合も,これはかなり便利そう。最近,解析を始め…

Hastie, T. & Fithian, W. (2013) Inference from presence-only data; the ongoing controversy. Ecography, 36, 864-867. タイトル見ただけ。おもしろそうなんだけど,ボクには読めない*1。 *1:でも,こういう解析は今のところしていないから,とりあえず…

Masicampo, E.J. & Lalande, D.R. (2012) A peculiar prevalence of p values just below .05. Quarterly Journal of Experimental Psychology, 65, 2271-2279. KSYさんのサイトより。心理学系の論文誌3つから,報告されているp値を集めてくると,よく使われ…

Trögl, J., Benediktová, K., Pilařová, V. & Synek, V. (2013) A single-parameter logistic equation for fitting concentration-response curves from standard acute ecotoxicity assays. Environmental Toxicology and Chemistry, 32, 2412-2416. EC50…

Mixturesと混合モデルという検索では,Chris Genningsさんの仕事がひっかかってくる。人健康の枠だとは思うんだけど,SASで,0〜100%の応答のものに,nonlinear mixed modelを使っている模様。Gompertz modelを使うと,どうやら変数を線形モデルみたい(例え…

サンプル数はダメで,サンプルサイズが正しいというのを,林さんのところで見つけて,ここを読んで見たけど,なんでダメなのかよくわからなかった*1。でも,ボクはサンプルサイズと書いた気がする!と思って,先日出た環境毒性学会誌の解説論文を見たら,見…

Isnard et al. (2001) Statistical analysis of regulatory ecotoxicity tests. Chemosphere, 45, 659-669. Moore & Caux (1997) くらいしか,NOECやLOECが対応する影響サイズを報告した論文を知らなかったのですが,これもその手の論文の一つ(27の慢性毒性…

西田高志, 門田克行 & 中村亜希子 (2011) 排水の生物影響評価に用いる統計手法の比較・検証. 環境毒性学会誌, 14, 119-126. 金属毒性の特集号に載っていた論文。WETのデータを使ったNOECとIC25の比較がある。Steel's testとDunnett's testで異なる結果を出し…

Sanchez, G. 2013. PLS Path Modeling with R. http://www.gastonsanchez.com/PLS_Path_Modeling_with_R.pdf NSNさんに依然教えてもらったやつ。ふと目についたので,眺めてみたけど,2章までさらっと読めた。次の章は,メソッド的なところなので難しそうだ…

SETACヨーロッパの年会(5/12-16)に行ってきたので,簡単に感じた事などをまとめておきたいと思います。ただ,いずれもメモ程度であるということ,内容をきちんとボクが把握できているかという点と,あくまで口頭またはポスター発表での内容を参照している…

環境毒性学会誌に資料・報告として,以下のタイトルの原稿が載ることになりました*1。エコリスク通信に書いたネタの続き的ではあるのですが,NOEC, LOEC問題について,簡単に整理して解説記事?を書きました。英語ではIEAMやET&Cを中心に沢山論文はあります…

すごいよ,林先生!

はてなブックマークランキングであの林先生の記事が1位! http://b.hatena.ne.jp/ranking/weekly/20130415/knowledge ちゃんと読んでないのですが,このネタ,講義で使えそうな気がする。ちょっと考えてみよう。

統計学が最強の学問である作者: 西内啓出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2013/01/24メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 11人 クリック: 209回この商品を含むブログ (129件) を見るえらくたいそうなタイトル。中身としては,主にビジネス想定の統…

R SA R SA

多重比較のREGWQ*1をRでしたいばあいは,mutossというパッケージのregwqという関数がある模様*2。multcompは,GLMに使えるけど,多分この関数はLMしばりだと思う。 *1:ネットでちょっと検索しただけですが,Ryan, Einot, Gabriel, Welch q testが略記のもと…

某国際誌*1の査読を大分前にして,その論文が受理されたとの連絡を先日もらった*2。ボクのコメントに著者がどう対応しているか知りたかったので,ハンドリングエディターに,著者のレスポンス見せてもらえますか?と言ったら送ってくれた(そういう意味では…

Excelで学ぶ共分散構造分析とグラフィカルモデリング作者: 小島隆矢出版社/メーカー: オーム社発売日: 2003/12/01メディア: 単行本購入: 13人 クリック: 152回この商品を含むブログ (9件) を見る林先生に大分前にお薦めされて買った本。やっと主要な部分(7…

大分前に,東大でシンポがあったときに,著者割で購入した久保さんの本。サインも頂いときました。なかなか読まないのでアメリカに持ってきたのですが,やっと読み始めました。メモを適宜残していきたいと思います。読了前から言えることは,とにかくお薦め…

Forfait-Dubuc et al. 2012. Survival data analyses in ecotoxicology: critical effect concentrations, methods and models. What should we use? Ecotoxicology 21:1072-1083. 生存データに対して,複数のモデルを使って,NOEC, LC5, NECを比較した論文…

OECD. 2006. Current approaches in the statistical analysis of ecotoxicity data: a guidance to application Organisation for Economic Cooperation and Development, Paris, France. p.13 Ecotoxicity tests are biological experiments performed to …

負の二項分布か?疑似ポアソンか?

ポアソン分布のGLMで過分散になった場合に,いくつか大体の分布を使うというのが1つの方法だと思います*1。そんなときに,代表的に使われるのが,負の二項分布,疑似ポアソン*2。どっちがええん?という問題があるのですが,答えは,「There is no general a…

ブートストラップ入門 (Rで学ぶデータサイエンス 4)作者: 汪金芳,桜井裕仁,金明哲出版社/メーカー: 共立出版発売日: 2011/12/21メディア: 単行本 クリック: 24回この商品を含むブログ (4件) を見る(以下,正確性にあまり自信はないです) ブートストラップ…

モデル選択本*1の,David Andersonの一日ショートコースを受けてきました。まぁ基本的に知っている話題だったので,個人的には大体理解できたように思います。すごく分かりやすい講義をされていましたし(QAICの話はここでしなくてもって感じでしたが)。基…

Green J.W., Springer T.A., Staveley J.P. (in press) The drive to ban the NOEC/LOEC in favor of ECx is misguided and misinformed. Integr. Environ. Assess. Manag. NOECやLOECを禁止しようというLandisとChapmanの論考に対する反論論文(Short Commu…