2024-01-01から1年間の記事一覧
マイクロプラスチック(MP)の有害性評価というか種の感受性分布について2本ほど論文を書いていて、ToMExがそろそろ2.0にアップデート*1されるようなので、もう少し発展形ができるといいなと思いつつ、ここ最近の関連しそうな論文を数本読んでみました。 Iwa…
年末とは関係ないけど、少しずつそれっぽい場所での議論とかにも入っていて感じること(単なる愚痴)を列挙しておきたい。 人材不足 仕組みの問題もあるんだけど、その仕組みを問題を置いておいても、問題をグリップして実際に(適切に)手を動かせる人が足…
某国際誌*1のアソシエイトエディター(AE:以下論文をハンドリングする人)をやらない?って、どういうわけか連絡が来て*2、少しやっているのですが、とりあえず6ヶ月間の試用期間がもうすぐ終わり、もう続けません、って連絡をしました*3。基本的には、査読…
平熱のまま、この世界に熱狂したい 増補新版 (ちくま文庫 み-40-1)作者:宮崎 智之筑摩書房Amazon10月のSETAC Fort worthに行った時に読み終わったので、もう一ヶ月もここに書けてなかったのかと、時の早さを。。。。著者の宮崎さんはまったく知らなかったの…
桑垣玲子, 菅原慎悦. (2024). リスクコミュニケーションにおけるリスク比較―リスク比較の望ましさランクの「根強さ」を探る―. リスク学研究, 34(2), 97-107. https://doi.org/10.11447/jjra.R-24-003 リスク学会な方々には当たり前なのかもしれないけど、ど…
めちゃくちゃ久々に海外に出て、SETAC Fort Worthに参加してきたので個人的なメモ。徒歩圏内に、魅力的な美術館とかほとんどなにもなく、総じてほぼ学会参加でしたが*1、個人的には国際学会が久々で、色んな意味で楽しかったです。鉱山下流でやったeDNAのポ…
アウチ (特典なし)アーティスト:ホンネワーナーミュージック・ジャパンAmazonもう前いつ行ったのか記憶がないぶりに寄ってみたディスクユニオンで、it's only ever been youがかかっていて知ったHONNE。ちょうどその少しあとのKさんの訃報とも時期がかぶり、…
ここに、こんなことを書くところでもない気もしますが。。ふとした瞬間に、自分の中から抑えきれない感情みたいなのが出てきて、学会移動中に電車の中で夢中になって文字にした内容です*1。研究室に所属している時期はずれているので、ボクがKさんと最初に会…
日本の政策はなぜ機能しないのか?~EBPMの導入と課題~ (光文社新書)作者:杉谷 和哉光文社AmazonEvidence based policy makingとのその周辺について、日本を中心とした歴史的経緯とその課題みたいな話だったと思う。EBPMという話はよく聞いたことがあったけ…
上田紘司, 岩崎雄一, 亀田豊, 内藤航 (2024) 未計測の粒径範囲を考慮したマイクロプラスチック粒子の個数濃度推定と濃度換算. 水環境学会誌, 47: 105-112 岩崎雄一, 上田紘司, 内藤航 (2024) 室内毒性試験から得られる影響濃度を環境中の多様なマイクロプラ…
Schäffer A, Groh KJ, Sigmund G, Azoulay D, Backhaus T, Bertram MG, Carney Almroth B, Cousins IT, Ford AT, Grimalt JO, Guida Y, Hansson MC, Jeong Y, Lohmann R, Michaels D, Mueller L, Muncke J, Öberg G, Orellana MA, Sanganyado E, Schäfer RB,…
Maltby L, Brown R, Wilkinson H (2022) Applying ecosystem services principles to the derivation of freshwater environmental quality standards. Frontiers in Environmental Science, 10 Maltbyさんの論文。試行としてはわかるんだけど、個別のサービ…
某予算でぼちぼち研究が始まるので、少しずつ関連研究を貯めていきたい。 Elliott SM, Gefell DJ, Kiesling RL, Hummel SL, King CK, Christen CH, Kohno S, Schoenfuss HL (2022) Multiple lines of evidence for identifying potential hazards to fish fr…
個人的なメモとして置いておく。 某*1の〇〇の支払いは、3月末にまとまって行われます。というような周知はもらっていたと思うのですが、どうもその3月末に支払われているのか怪しい気がしていたので*2、一度この点について去年の12月か今年の1月に確認した…
虚ろな十字架 (光文社文庫 ひ 6-14)作者:東野圭吾光文社Amazon久々の読書*1。。前半を少し読んでちょっと中休みが長かったけど、後半は引き込まれて、どどどっと読んでしまった。個人的に、答えがない問題を扱っているところも面白かった。 *1:といっても、…
少し前からあったことではあるのですが、ハンドリングエディターが査読依頼を3名以上のわりと多くの人にお願いして、2名からすでに査読結果が来てもうこれでいいや、という状況の時に、それ以外の査読者をしれっと査読者からunassignして(すなわち、査読…
ネイチャーポジティブ経営の実践(日経ムック) (日本経済新聞出版)日経BPAmazon勉強のために購入。まさに!というムック本ではあるのですが、色々と情報が入っていて、全体が俯瞰できる内容になっている一方で、「んー正直やっぱなんかピンこないなぁ」とい…
Oginah SA, Posthuma L, Hauschild M, Slootweg J, Kosnik M, Fantke P (2023) To Split or Not to Split: Characterizing Chemical Pollution Impacts in Aquatic Ecosystems with Species Sensitivity Distributions for Specific Taxonomic Groups. Envir…
大分遅くなりましたが、本年もよろしくお願いいたします。 2023年は所内出向が1月末で終わり、研究現場に復帰できた一方で、次男の持病が引き続きイマイチな中、年末に第3子(さらなる男児)が誕生し…と、変わらず色々あった一年でした。今は短いながらの育…