A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

伝えるための心理統計: 効果量・信頼区間・検定力

伝えるための心理統計: 効果量・信頼区間・検定力

HYSさんから教えてもらった本。第一章「心理統計における新展開:統計改革がはじまった」と第2章「帰無仮説検定:その論理と問題点」を読みましたが,有意差検定やp=0.05に依存することの問題点が大変よくまとまっていて,(かつボクにも読めた)とても良い解説文でした。これを読む限り,Ecotoxの世界は遅れているように思いますし,「有意だからよい」とか「なんで効果量や信頼区間も出さないかんかわからん」という人はどこにでも居るんだなぁと身にしみました。まだ後の章は読んでいませんが,とりあえず,ここだけでも読む価値はありますね。


ちなみにこんな論文もあるみたいです。

Cohen, J. (1994) The earth is round (p < ,05). American Psychologist 49, 997-1003.