A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

SA

Qian, S.S., Cuffney, T.F., 2012. To threshold or not to threshold? That's the question. Ecol. Indic. 15, 1-9. 閾値があるのか?ないのか?それが問題。とオシャレなタイトル。まぁ,大概こういう二者択一の質問に正面から答えるのは難しいと思うので…

Manel, S., Dias, J.M., Ormerod, S.J., 1999. Comparing discriminant analysis, neural networks and logistic regression for predicting species distributions: a case study with a Himalayan river bird. Ecological Modelling 120, 337-347. 判別分…

伊庭幸人. 1999. モデル選択とその周辺. 物性研究 72:1-20. デスクトップに長いこと放置してあった解説記事(?)。よく理解できた自信はないですが,思ったより難しくなかったような気がする(適宜読み飛ばしましたが)。AICしか使った経験がないし,他もよ…

生態毒性な分野で,例えば生存を対象に,半分の個体が死亡する濃度(LC50)を推定する方法には正規分布を仮定した方法(例えば,ロジスティック回帰)が使われています。こういう方法についての解説が書かれてい日本語の文献ってどこにあるんだろうと思って…

Zhang, J., Bailer, A.J., Oris, J.T., 2012. Bayesian approach to estimating reproductive inhibition potency in aquatic toxicity testing. Environmental Toxicology and Chemistry 31, 916-927. 流し読み。ベイズでポアソン分布を使って,卵数への影…

林さんの統計学的推論のお話も楽しそうです。スライドをざっと眺めた限りでは,後半あたりから,ついていけませんでしたが。。*1 *1:まぁそのうちおこぼれを…

Johnson JB, Omland KS. 2004. Model selection in ecology and evolution. Trends Ecol Evol 19:101-108. 不意に見つけたモデル選択に関するTREEのレビュー。とても分かりやすかったです*1。ちゃんと,モデル選択本を読んでおく必要があるかもしれません。…

AICcのメモ

SA R

以下,いつも通り,とりあえずのメモとして。 生態学あたりでは有名な以下のモデル選択本では,サンプル数が小さい時には,AICではなく,AICcの使用が進められています。Model Selection and Multimodel Inference: A Practical Information-Theoretic Appro…

有意差について書いたエコリスクの原稿。農工大の木庭さんのブログで紹介して頂いていました。有り難いことです。金曜にMarkoの公聴会でYNUにいったときも,修論見返してドキッとしましたみたいなことを言われて,どう対処するかは置いておいて重要な問題と…

"統計的に有意"を怪しむ

横国GCOEのニュースレター エコリスク通信に「「差がある」と「差がない」に分けることの難しさ」というタイトルで,文章を書きました。ここ。年末にKTGWさんから「何か書けよ」と言われて書いたものです。ぱっと言われて,ネタないなぁと思っていたのですが…

ここにある混合モデルに関する解説,おもしろいです。自由度の問題とかも書いてあります。深いところは全然理解できてないですが*1,いやぁ,難しいんだなぁと思うわけです。とりあえず,このあたりが理解できるまで,できればランダム効果の使用は避けたい…

HYSさんのブログあたりで紹介されていたSEM。「因果性とSEMにまつわる8つの神話」なんてのもあるようです。メモ的に。そういえば,SEMの入門本も買ったきり,読んでないなぁ。

NOEC関連で,Jagerさんの主張。無影響濃度(NOEC)のまずさ(問題)については,最近ここで紹介した論文にもあるのですが(こことかここ),Jagerさんは少し違う主張を持っているようです。具体的にはわかりませんが,コーイマン先生のところの人のようです…

共線性の問題。

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Quinn and Keough (2002)では,重回帰における多重共線性の問題について。 冗長な説明変数を削る リッジ回帰を使う 主成分回帰を使う の三つをあげた上で,1の方法で回避できない場合は,比較的容易な方法かつPCAは共線性を調べるのに便利という2つの理由か…

回帰分析で使うステップワイズ法への批判

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Whittingham et al. 2006. Why do we still use stepwise modelling in ecology and behaviour? Journal of Animal Ecology 75:1182-1189. ステップワイズ法を批判した論文。というか,そこから色々幅広く言及している気がしますが。大部分は聞いたことある…