A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

2012-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2012年の私的出来事振り返り

今年の振り返り。今年も大変お世話になりました。しかし,ほんと時が経つのが早い*1。研究 コロラド州立大学(CSU)のClements先生*2の研究室に8月半ばより滞在。 とにかくこれです。修士の時に論文を読んで,その後金属と底生動物の研究をしてきてある意味…

Mims, M.C., Olden, J.D., 2012. Life history theory predicts fish assemblage response to hydrologic regimes. Ecology 93, 35-45. 生活史戦略から予測される魚類群集の流況に対する応答を実データから検証した論文。と書けば,ちょっとかっこいいですが…

Poff, N.L., Olden, J.D., Strayer, D.L., 2012. Climate Change and Freshwater Fauna Extinction Risk, in: Hannah, L. (Ed.), Saving a Million Species. Island Press, pp. 309-336. ポフさんの最近の出版物。よくまとまっているように思います*1。いく…

負の二項分布か?疑似ポアソンか?

ポアソン分布のGLMで過分散になった場合に,いくつか大体の分布を使うというのが1つの方法だと思います*1。そんなときに,代表的に使われるのが,負の二項分布,疑似ポアソン*2。どっちがええん?という問題があるのですが,答えは,「There is no general a…

誰も知らない [DVD]出版社/メーカー: バンダイビジュアル発売日: 2005/03/11メディア: DVD購入: 2人 クリック: 145回この商品を含むブログ (685件) を見る是枝さんの「誰も知らない」。話題になっていたのは,記憶にあるけど,初めて見た。実話を参考にして…

別に引用がすべてではないけど。

Ankley, G. T., and J. W. Gorsuch. 2013. First in a special series: Analysis of the impact of papers published in Environmental Toxicology and Chemistry over the past 30 years―an overview and coming attractions. Environmental Toxicology and…

Beketov, M. A., and M. Liess. 2005. Acute contamination with esfenvalerate and food limitation: Chronic effects on the mayfly, Cloeon dipterum. Environmental Toxicology and Chemistry 24:1281-1286. BeketovさんとLiessのペア*1。餌の量+農薬が…

ミーハーなので,見てしまったけど。あんましだった*1,ストーリーはおもしろそうなんだけど,明らかに粗い気がする。キャストは良い感じだと思うけど。。相手役の男優がイ・ワンでちょっとアレでした*2。ベロニカは死ぬことにした [DVD]出版社/メーカー: 角…

用事が急遽なくなったので,査読を終わらす。しかし,NOECとかLOECとか計算して満足する人の神経が信じられない(というか,統計の中身を知らないのではないのかと疑ってしまう)。せめて影響サイズくらいは結果で明記しましょうよ,と思う*1。 *1:と言って…

タイトルから期待して読んで見たけど,ESPRで3人もレビュワーがついて,この程度のレビューにしか仕上がりませんか,という感じ。冗長な文章も多い気がする。事例がのっている途中読み飛ばしたせいかも,ボクがあまりMarineをよく知らないせいかもしれません…

Culp et al. 2011. Incorporating traits in aquatic biomonitoring to enhance causal diagnosis and prediction. Integrated Environmental Assessment and Management 7:187-197. Traitsの話。そういえば,大分前にIEAMに特集が載ったのは覚えてたけど,…

Waters, T. F. 1965. Interpretation of invertebrate drift in streams. Ecology 46:327-334. BaetisとGammarusに絞った話だけど,丁寧に調べられております。実験風景の写真もあったりして,結構驚き。コカゲロウは,38m以上流下しているとか。あと,下流…

ルームメイトのムリロがブラジルに帰還されました。平日帰ってきて,そんなしゃべった記憶はないけど,淋しいもんですねぇ。でかいアパートを一人で使えるってのは楽ではあるのですが。帰ってから,Ph.D.のデフェンスをするらしいので,グッドラックです。

ポフさんとお話ししてきた。ほとんどしゃべることを考えていなかったというのもあるだろうけど,しかしまぁ,ひどい英語だった。なんとかせねばなぁ。すみません&ありがとうございます。ポフさん。 基本的に,Freshwater Biologyに載った論文を説明して,今…

ほどほどに手を広げると,H indexは高くなる傾向がある。結構粗い解析で,共同研究とか考えると,なんとも言えない気がするけど,FEEのWrite backのセクションは,IEAMのLearned Discoursesみたいで楽しそう。この次のエッセイは,Statistical danger zoneと…

サバティカル中なポフさんに会えた。気さくでいい人そうだ。学生の発表も聞いたけど,なんとなく向かっている方向は,ボクの所属研究室の学生がやっていることに近い(アメリカの方がスケールがでかそうですが)。ただ,ふわふわしていのは確かで,ボクはポ…

永井先生の資料。こちらで公開されています。さすが永井先生という感じで,読み応えがありました。以下個人的なメモです。 「ほとんどの物質において毒性の懸念がない値」なんてのものが推定できるというのは初めて知りました*1。 単なる興味ですが,信頼性…

もう12月です。思ったより雪が少なく,まだそんなに寒くないです*1。そろそろアパートの同居人(博士課程)がブラジルに帰るのですが,どうやら研究が苦戦していて苦労しておられるようです。。しかし,一年が終わると思うとほんと早い。年末年始はちょっと…