A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

Masicampo, E.J. & Lalande, D.R. (2012) A peculiar prevalence of p values just below .05. Quarterly Journal of Experimental Psychology, 65, 2271-2279.

KSYさんのサイトより。心理学系の論文誌3つから,報告されているp値を集めてくると,よく使われる有意水準0.05よりも少し小さいところの頻度,予測される頻度よりも高くなるというお話。おもしろい。理由としては,有意な結果があると公開されやすいというバイアス,有意水準への過度な強調*1,研究者に与えられる自由度の産物*2が考察されている。これ,おもしろい。

*1:前者とかぶる気もするけど

*2:すなわち,0.05よりも下げようとして外れ値を外すなど