A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

中西準子著,環境リスク学より (前略)生物については,特別な場合を除けば,虫一匹一匹,草一本一本の生命を守るということは,目標になりえません。こんなことを目標にしたら,人間は一人も生きられないからです。

明確に言えるところを明確に言うことが大切で、いろいろいう印象を受けるのは損をするでしょう やっぱりFactでしょ。 (Levin et al, 1984) Any analysis that is restricted in scope to a single level, or in its temporal and spatial compass, examines …

雑多メモ

統計処理だけでは見えないこともある? サンプル数が同じだったとしても,目的変数ごとの精度や正確度は同じにはなりえない 回帰の際,(濃度の高いとこに)プロット1個では,分散分析で繰り返しがないのと同じ 何事も,繰り返しをとることは重要。少なくと…

MKMさんの業績はいつ見てもすごい。論文書かないとなぁと思わされる。

Generic ecological assessment endpoints (GEAEs) for ecological risk assessment. 生態リスク評価における一般的なエンドポイントの整理を行ったUSEPAの報告書(とばし読み)。別に何か特定のエンドポイントを推奨するわけではなく(こうであったら,色ん…

眠り姫。かなりきてます。あーゆー空間で映画を見るとは思っていなかった。Mogwaiのcome on die youngにかぶる雰囲気。なんかよくわからんけれど,なんかよくわからんからもう一度見たい。 http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/cinema/topics/20071214et…

こちらもひょんなことから見つけた,岸本(2008)を読む。「社会的ニーズに応えるというアウトプットを前提に」と言った類の意味の言葉が比較的ちりばめられています。QALYを使うことの御利益は理解できました。問題は,その妥当性と,なんとなく出したQALY…

関連論文を見つける途中で見つけた,西川(2005,環境科学会誌)環境学の性質の分析を読む。色んな人が言っている環境学の学術的性質を考察したという論文。1975年あたりから,すでに環境学とつく文献があったりするのがおもしろい*1。漠然としていますが,…

化審法

http://www.asahi.com/business/update/1023/TKY200810230338.html 化審法の改正がされるようです。どれだけコストがかかるかはよく知りませんが,中小企業への負担は大きいだろうとの記事(日経:中小の負担重く)。モニタリングは重要だと思いますが,その…

竹中さんのサイトより。とっても大事で,難しいこと。 統計的なモデル選択をしたところで満足することもまた,「モデル選択決戦主義」となって同じ徹を踏んでしまうかも知れない.統計モデルを使った予測自体が目的ならそれでよいだろうが,自然のしくみを理…

「生態リスクはどこからきたか」は,どうやら,Suter(2008, IEAM)を読めば分かりそう。意外に,IEAMはおもしろそうな論文が多い。最新号をすぐに読みたくて,ついにSETACの会員に。。 一つ問題が。たぶん,許してもらえると思うのですが。うーん。やはり,自…

IEAM*1の最新刊にSuter&Cormierが「Revitalizing Environmental Assessment」という結構強烈な文面を書いておられる。すごく熱い気持ちは伝わってくるのですが,関連論文をいくつか読んでも,いまいちピンと来なかったのはなぜだろう。いずれにしろCormier e…

くりはら田園鉄道の話。一度調査したせいか,気になる。 http://www.news.janjan.jp/area/0810/0810119254/1.phpその他 http://wiredvision.jp/news/200810/2008101423.html http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=79572641

陸水学会の備忘録

初日午前はポスター発表。陸水とあって,おもしろそうな発表が結構ある。北大の森さんの発表は明快でおもしろかった(と思ったら,ポスター賞をとっておられました。その一方で綺麗な?結果なので,本当にそうかと思うも,ボクの考える範囲のことは考えてお…

陸水学会課題講演

本日夕方より,北海道へ。陸水生態系における化学物質のリスク評価。ネタは環境科学会とほとんど同じになると思いますが,昨日言われたことも詰めて,もう少し準備をします。しかし,しばらくやることが溜まりにたまっている感じを抜け出せそうになさそうな…

Japanチャレンジプログラムというのがあるのですね。おもしろい。物質一覧はこちら。 分子系統樹推定法というワークショップがやっているみたい。ボクの分野とは全然関係ないですが,三中さんの本を読んだせいか,なんとなく気になる。

SMDさんが発表でよく引用していた,矢原徹一さんの言葉。出典元は,生物地理学会のミニシンポジウム用の要旨。 私見では、「二項対立を避ける」ことが、社会的問題の解決において決定的に重要である。開発か保全か、研究か教育か、トップダウンかボトムアッ…

多変量の世界は険しい

R

##追記20130130 Rで総当たりでAICを計算する方法を探して,ここに来る人もいそうなので,一応ボクが参考にしたサイトを以下に。ボクはこれで総当たりでAICを計算させています。感謝。 http://ito-hi.blog.so-net.ne.jp/2008-06-04##追記20121212 ステップワ…

今度の陸水学会で,小学校の時に通っていた塾の理科の先生に会えるのではないかと期待している。よくボクの相手をしてくれて,とても大好きな先生(といっても多分,バイトの大学生?)だった。楽しみ。 ただ,陸水学会とかぶって,康本雅子さんが出るトリエ…