2018-01-01から1年間の記事一覧
問いかける技術 ― 確かな人間関係と優れた組織をつくる作者: エドガー・H・シャイン,金井壽宏出版社/メーカー: 英治出版発売日: 2014/11/26メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る『書を捨てよ街へ出よう』をふらっと探しに行った時に見つけ…
Pomeranz, J.P.F., Warburton, H.J., Harding, J.S., 2019. Anthropogenic mining alters macroinvertebrate size spectra in streams. Freshwater Biology 64, 81-92. 久々に本。Will Clementsのラボに修士で居たジャスティン*1の論文。サイズスペクトル(…
岸川洋紀, 村上留美子, 藤永愛一郎, 内山巌雄, 2018. 環境リスク研究におけるweb調査の有効性. 日本リスク研究学会誌 28, 3–11. アンケートしたいなぁと思っていたところに,ちょうどリスク研究学会誌が届いて,目を通した。web調査とインタビュー調査の比較…
コンビニ人間 (文春文庫)作者: 村田沙耶香出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2018/09/04メディア: 文庫この商品を含むブログ (8件) を見るあっという間に読了。すーっと読めたので,読みやすいし,独特で面白いのは確か。ただ,個人的にはオチがもう一歩とい…
あくまでボクの中の頭の整理です。野外で特定の化学物質の影響を評価したい場合を考える。 ある地点の生物相が対照地点のそれと同様である場合に,「当該物質の影響はほとんどないと判断する」 ある地点の生物相が対照地点のそれと明らかな差異がある場合に…
最近聴いているのを列挙しておく。chelmico。個人的には鈴木真海子さんから入った感じ。Deep greenアーティスト: 鈴木真海子出版社/メーカー: CUPCAKE ATM発売日: 2017/06/21メディア: MP3 ダウンロードこの商品を含むブログ (1件) を見るEPアーティスト: ch…
Googleが英語のウェブサイトを更新せよと,うるさいので更新しました。新しいURLはこちらです*1。 *1:特段情報は更新されていません
Lave, R., 2018. Stream mitigation banking. Wiley Interdisciplinary Reviews: Water 5, e1279. Freshwater Scienceの学会の時にお話を聞いたLaveさんのStream mitigation banking入門記事。ざっと読みで法律関係のあたりとか正確ではない部分があるとは思…
Chapmanさんおそらく最後のコメント論文(といってもShort Commentary)を眺めて,ESPRの記事も見つけたの合わせて,メモ。 Chapman, P.M., 2018. Sediment remediation can include no action. Ecotoxicology and Environmental Contamination 13, 1–3. ま…
環境アセスメントとは何か――対応から戦略へ (岩波新書)作者: 原科幸彦出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2011/03/19メディア: 新書 クリック: 4回この商品を含むブログ (2件) を見る今更ながら拝読。個別事例から全体論を推論する際の展開が少し強引に感じる…
Armitage, P.D., 1980. The effects of mine drainage and organic enrichment on benthos in the river nent system, Northern Pennines. Hydrobiologia 74, 119-128. Armitage, P.D., Blackburn, J.H., 1985. Chironomidae in a Pennine stream system rec…
生物多様性の多様性 (共立スマートセレクション)作者: 甲山隆司,森章出版社/メーカー: 共立出版発売日: 2018/01/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る東大農学部の生協で売っているのを見つけてついつい買ってしまった森さんの御本。大変勉…
余談ですが,とある論文の生データがほしくて,コレスポの人にメールしようと思って確認したら,かのVincent Reshさんでした。なんか自分で調べて集めろよ,とかお叱りを受けそうだと勝手に想像しつつも*1,送ってみたところ,さっそくお返事を下さり,共著…
Iwasaki Y, Kagaya T, Matsuda H (2018) Comparing macroinvertebrate assemblages at organic-contaminated river sites with different zinc concentrations: Metal-sensitive taxa may already be absent Environ Pollut 241:272–278 https://doi.org/10.…
マイクロプラスティックの環境リスクに関するThomas BackhausとMartin Wagnerの議論がPeerJで展開されています。まだ未完で,ざっと眺めただけですが*1,面白いです*2。細かいけど,no riskではなくno risk of concernとかにすべきとか思ったり。結局,限り…
増補改訂版 なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか ルールメーキング論入門 (ディスカヴァー携書)作者: 青木高夫出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン発売日: 2013/03/16メディア: 新書この商品を含むブログ (1件) を見るちょっと俗?っぽい読…
Larsen, S., Chase, J.M., Durance, I., Ormerod, S.J., 2018. Lifting the veil: richness measurements fail to detect systematic biodiversity change over three decades. Ecology. ステファノさんとステーブたちのお仕事。ベールを剥がすというしゃれ…
大学授業入門作者: 宇佐美寛出版社/メーカー: 東信堂発売日: 2007/03/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 3回この商品を含むブログ (6件) を見る端的にとても興味深かった。著者のやり方でみんなができるか(自分の思想と合うか)。どのような内容でもで…
カリコリせんとや生まれけむ (幻冬舎文庫)作者: 会田誠出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2012/10/10メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 22回この商品を含むブログ (11件) を見る久々の読了。家の周りには小さな書店がいくつかあって*1,たまに寄って見つける…
公共性のある某予算の申請から審査(その後採択)にあたって,「地味な研究」というコメントがあってちょっと考えさせられたので以下に少しだけ。まず,最初に言いたいことは,審査員から文章によるコメントを頂くタイミングは2回あって,この取り組みはとて…
あくまで個人的な経験だけど,国内外限らず論文査読をして最近思うことは, 魂を込めて書いてきなさい(直してきなさい) ネイティブでも書けていない人は書けていないし*1,どんなに有名人が共著者並んでいても書けてない論文は書けてない*2。査読者は論文…
Soga M, Gaston KJ (2016) Extinction of experience: the loss of human–nature interactions Front Ecol Environ 14:94-101 doi:doi:10.1002/fee.1225 これも同じく曽我さんのReview論文。講演で話されていた内容だったけど,こちらも読みやすかった。確か…
Soga M, Gaston KJ, Yamaura Y (2017) Gardening is beneficial for health: A meta-analysis Preventive Medicine Reports 5:92-99 doi:https://doi.org/10.1016/j.pmedr.2016.11.007 生態学会で鈴木賞を受賞されていた曽我さんの研究*1。ガーデニングが人…
Yuichi Iwasaki, Travis Schmidt, William H. Clements (2018) Quantifying differences in responses of aquatic insects to trace metal exposure in field studies and short-term stream mesocosm experiments. Environmental Science & Technology 最近…
Strobl, C., Boulesteix, A.-L., Zeileis, A., Hothorn, T., 2007. Bias in random forest variable importance measures: Illustrations, sources and a solution. BMC Bioinformatics 8, 25. Rを使ってランダムフォレスト(RF)で説明変数の重要度を評価す…
異なるデータセットで,同じ説明変数の回帰係数の大きさを比べたい場合がある(以下は単回帰想定)。ただ,点推定値と標準誤差はRで出てくるだけど,そこからどうやって推定したら分からないとなる人が多いと思う*1。Canada is a beautiful countryのTさんか…
昨年は振り返りの記事を書き損ねていたのですが,今年は書いておきたいと思います。 まずは何はともあれ,産総研に移動しました*1。 個人的には移ったことよりもこの決断に至った過程が一番しんどかったです。色んな方にご迷惑をおかけいたしました。。申し…