A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

マイクロプラスティックに関する議論

マイクロプラスティックの環境リスクに関するThomas BackhausとMartin Wagnerの議論がPeerJで展開されています。まだ未完で,ざっと眺めただけですが*1,面白いです*2。細かいけど,no riskではなくno risk of concernとかにすべきとか思ったり。結局,限りある研究資源をどこに配分するかで,過剰にリスクがあるように(少なくとも見かけ上)展開されていること*3を再考した方がいいのでしょうね。MartinがPEC/PNECをざっくり計算していて*4,結構ハザード比が1に近いのもこっそり興味深い。自然由来の粒子との比較も気になるところ。

Backhaus, T., Wagner, M., 2018. Microplastics in the environment: Much ado about nothing? A debate. PeerJ Preprints 6, e26507v26504.

*1:英語が口語調?なので,知らない単語が出てきて読みにくい

*2:ボク個人的にはThomas寄り

*3:そしてそうやって展開すると研究費もつくだろうし(意図しているかは別として),一般的なメディアはそういうセンセーショナルな話の方が面白がられるので

*4:突っ込みどころありのですが