- 作者: 会田誠
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2012/10/10
- メディア: 文庫
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(前略)そんな王道的現代美術家からほど遠いなら,せめて穏健で分かりやすい日本語によるエッセイの一つでも書けなきゃ,オマエの存在価値なんて無に等しくなる−−そう自分に言い聞かせつつ…(後略)
という感じ。でも文章は,解説にもあるように,ボクは引き込まれたし,内容も独特でおもしろかった。挿絵がアレなので,電車の中で読むとちょっと隣が気になるくらい。関係ないけど,解説にあった,
この「ただそれだけ」感がただごとではない。
というのがなんとなく「たまらなかった」*4。「濃かれ薄かれ みんな生えてるんだよなぁ」の絵とか。まさしくそんな感じで,でもそれがとてもよいと思う*5。