A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

RA

Medina MH, Correa JA, Barata C (2007) Micro-evolution due to pollution: Possible consequences for ecosystem responses to toxic stress. Chemosphere, 67: 2105-2114 Levinton JS, Suatoni E, Wallace W, Junkins R, Kelaher B, Allen BJ (2003) Rapi…

村上さんの総説。リスク評価(というより基準値?)の実際という意味でも,基礎的なところが分かっている方には読みやすくて,よくまとまっているように思います。Standard II気になります。 村上道夫. 基準値設定の体系化と今後の展望:非定常時の基準設定…

基準値のからくり (ブルーバックス)作者: 村上道夫,永井孝志,小野恭子,岸本充生出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/06/20メディア: 新書この商品を含むブログ (10件) を見る別に時間がかかったわけではないですが,やっと読了しました。多くはなんとなく聞…

リスク研究学会,参加2日目。1日目も含めてキーワードなどをテキトーにメモしておくと(ご利用は計画的に) リスクと食文化(NGI)。ヒ素の基準,モチとこんにゃくゼリー。ふぐと生肉(ユッケとかレバーとか)。 10-8が,数理(統計)モデルが改変されて,10…

リスク研究学会1日目。学会員になったのは大分前なんだけど,初めて参加。永井さんのセッションは,いつものリスク勉強会のメンバーだしと思ったけど,おもしろかった。部屋が狭かったせいもあると思うけど,立ち見御礼の大盛況。さすがです。FJIさんの博学…

アラートにひかかってきたのですが,こんなワークショップがあるんですね。リスク研究学会の若手WSからの流れですかね。 ポスト3・11のリスクガバナンスを考えるワークショップ

AICのモデル選択と,説明変数の有意性は併用してはいけないよう。いや,なんとなくそういう話は見たり聞いたりしたことがあったのですが,最近買ったBurnham & Anderson(2002)にもきちんと書いてありますね*1。そういえば,自分の論文でも使うのは控えてい…

戸田山和久. 2011. 福島第一原子力発電所事故以降の科学・技術コミュニケーション. 社会と倫理 25:121–138. 大変勉強になりました。PDFはこちら。科学的な事実とその解釈を分けるのって難しい。「リスクテイクは自分で」。講義で使えそう。

規制科学

白熱教室がおもしろそうだった。大阪大の小林傳司さんという方の講義。偶然,第4回「科学技術とどう向き合うべきか」を見たけど,他もおもしそうです。最後に「ボクも解けてないですけどね...」みたいなことをおっしゃっていたのですが,それが良かった。そ…

動物からヒトへの外挿のための不確実係数

畝山さんの本には,以下の記述があります。 種差についてのデフォルトの不確実係数10 ラットとヒトのあいだに10倍の感受性の差があることがわかっているから,というわけではありません。先に示したフェンプロパトリンの例のように,すでに各種の動物の中で…

ほんとうの「食の安全」を考える―ゼロリスクという幻想(DOJIN選書28)作者: 畝山智香子出版社/メーカー: 化学同人発売日: 2009/11/30メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 167人 クリック: 2,650回この商品を含むブログ (34件) を見る読了。講義でタマネギ…

リスク評価勉強会に参加してきました。今回は,同志社大の中谷内さんの講演があるということで,行かないわけにいかないということで。以前に読んだ,中谷内さんの本はとてもおもしろかったし,その本の中身を紹介したプレゼンが思いの外好評だったので,一…

福井県立大学の岡さんが書かれた放射線リスクに関する文章が秀逸。リスク便益分析もされている。批判的に読める力がないですが,文章に魂がこもっている感じがしてよいです。「放射線リスクへの対処を間違えないために」はかなり読みやすくかかれていると思…