A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

Rainbow, P.S., Hildrew, A.G., Smith, B.D., Geatches, T. & Luoma, S.N. (2012) Caddisflies as biomonitors identifying thresholds of toxic metal bioavailability that affect the stream benthos. Environmental Pollution, 166, 196-207.

RainbowとLoumaは,金属の生態影響界隈では,大御所。Hildrewさんは河川生態な分野では知らない人はいない?大御所。と書いといて,アレなんですが,ほんとに査読あった?的な論文な気がします。残念です。閾値もどうも単なる見た目判断な気がするし*1。まぁでも提供されている情報や基本的な内容自体は下のDe Jongeさんと同様で,おもしろいところだとは思います(底生動物の個体数データなどが地点平均値ではありますが,公開されているのはいいなと思いました)。

*1:これはちょっとひどい,と思う。日本語だからこんなにはっきり書けますが,ボクが同じ論文書いても絶対通らない自信がある