A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

Low-Décarie, E., Chivers, C. & Granados, M. (2014) Rising complexity and falling explanatory power in ecology. Frontiers in Ecology and the Environment.

1930年くらいからの生態学のジャーナルに載った論文をひろってきて,p値が報告されている数を見るとロジスティック関数的に増加して近年にかけて頭打ちになっているけど*1,R2の値は直線的に減少してきてるぜ,というおもしろい結果。これどれくらい緻密にできているのかわからないけど*2,なかなかおもしろい。平均のR2はおおよそ0.5くらいになっている。rだとおおよそ0.7くらい,そんなに悪くない。

*1:正確には2000年くらいからがくっと減っているように見えるんだけど,これはどうもベイズAICの台頭によるものではないかと,考察されている

*2:p値をどうひろうとか,R2をどうひろうとか