A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

2016年の目標と2015年の私的出来事振り返り

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。


昨年はTY大に来て丸一年と3ヶ月が過ぎ,いやはやほんとに色んなことがあった1年でしたが,ようやく色々慣れてきたような気がします。何か新しいことを始めるというのは,何にせよ難しいことですねぇ。今年は真面目に,

  • 勝負の年にしたい

なぁと思っていますが,さてさてどうなることか*1。より具体的なところとしては,

  • 英語でレビューを書く

というのが,近いうちに挑戦したいなぁと思っていたりします(具体案はゼロです)。まぁでもそれよりも地道に論文化したり,自分なりの研究を少しずつ進められればいいなぁと思う次第です。


備忘録として,昨年の振り返りをしておきますと,

  • 何はともあれ,長男が生まれました。
    • 何はともあれ。これでしょうか。ちょうど3ヶ月くらい経ったのですが,大分可愛くなってきました。でもすごく不思議な感覚ではあります。今年は子どもが生まれた研究者が周りに多いような*2。。
  • 意見?論文が2本受理された
    • 原著を出せよというお叱りを受けそうですが,なんというか,この2本を投稿・受理されて,なんとなくES&TやET&Cのレベルみたいなのが分かってきたような気がします。前者は,日本語でも日本環境毒性学会誌に載りましたが,「何を守るか?」というissueで,後者はまだ印刷版が出てきてないのですが*3,「mixtureの評価はとりあえずCAかRA」みたいにむちゃくちゃやるの,やめましょうよ,というお話です。いずれも難しい問題です。
      • Iwasaki Y., and Clements W. H. (2015) A continuous need to determine what we should protect in ecological risk assessments. Environmental Science & Technology. 49(13): 7520–7521.ここ
      • Iwasaki Y.*, and Gauthier P.* (in press) Concentration addition and response addition to analyze mixture toxicity: is it worth testing? Environmental Toxicology and Chemistry. (* equal contribution)
  • ES&T誌に論文とViewpoints論文の両方を掲載できた。
    • ミーハー根性ですが,上のViewpoint論文も含めて,単にES&Tに載せられてうれしかった。という感じです*4。今度は,もっと本筋の論文で掲載できればいいなぁと思います。
      • Iwasaki Y., Kotani K., Kashiwada S., and Masunaga S. (2015) Does the choice of NOEC or EC10 affect the hazardous concentration for 5% of the species? Environmental Science & Technology. 49(15): 9326–9330.ここ
  • 遺伝子関連の実験を始めた(@琉球大学
    • 来年度あたりからそろそろ学会発表できればと思っていますが,今年度から新たにDNA抽出とかPCRとかシークエンサーとかを始めました。不器用なボクがこういうのをできるのは,(あまり難しいことはしていない,というのもありそうですが),丁寧に教えてくれる方がいたことが大きいと思います。SMZさんと琉大のNKHRさんには実際の実験で色々助けて頂きました。ありがとうございます。特に,琉大でスムーズに気兼ねなく実験できているのは,ほんとNKHRさんのお陰が大きいと思います*5
  • 日本環境毒性学会から若手奨励賞を頂いた。
    • 有り難いことです。精進します。
  • ET&C誌のMMME特集号
    • 去年も書いたような気がするので,軽めに。特集号が出たのは,4月でした。ここ
  • 共著等他にももいくつか出たり,受理されました。
    • RYさんの論文がついに出ました。地味に苦労したので,結構愛着があるんじゃないかなぁ。
      • Ryo M., Iwasaki Y., Yoshimura C., and Saavedra O.C.V. (2015) Evaluation of spatial pattern of altered flow regimes on a river network using a distributed hydrological model. PLoS ONE 10(7): e0133833.
    • 閾値企画集会の総説も出たり。
      • Sasaki T.*, Furukawa T.*, Iwasaki Y, Seto M., and Mori A. (2015) Perspectives for ecosystem management based on ecosystem resilience and ecological thresholds against multiple and stochastic disturbances. Ecological Indicators. 57: 395–408 (* equal contribution)
    • 生態学会誌に投稿していた特集論文も無事受理されました*6
  • John Sumpterさんからメール来た。
    • どうでもいいのですが,ボクはすげぇ嬉しかったです。これからも頑張ります*7


振り返ってみると,少しずつ新しい環境に慣れつつ,琉大滞在を含めた一連の実験と,息子の誕生で,この1年はもってかれた感はあります。今年も頑張りますので,皆様よろしくお願いいたします。

*1:特段なんらかの予定があるわけではありませんが。あと,そういう意味でも去年は色々と学ぶことが多かったです

*2:SKさんとかNSNさんとか。一年前はMRさんとか

*3:多分2月号?

*4:MSNG先生との仕事を有言実行的にきちんと論文にできて大分安心したというのもあります

*5:もちろん,TTTさんもそうですが。

*6:出版時期は不明

*7:という意味では,SETAC バルセロナに行けたのも結構大きかった気がします