生態毒性な分野で,例えば生存を対象に,半分の個体が死亡する濃度(LC50)を推定する方法には正規分布を仮定した方法(例えば,ロジスティック回帰)が使われています。こういう方法についての解説が書かれてい日本語の文献ってどこにあるんだろうと思っていたのですが,以下の文献にありますね*1。本自体は高いので,図書館等で見つけるのが良いかもしれません。著者の方が作成した統計ソフト,ECOTOXもあります。結構,テクニカル話も書いていておもしろいのです*2。
吉岡義正. 2003. LC50,EC50,LOEC,NOECの算出,有意差検定法. In 日本環境毒性学会, ed, 生態影響試験ハンドブック. 朝倉書店, 東京.
これらの方法と二項分布な方法で結果にどういう違いがでてくるのか(でてこないのか)?違いがあるとすれば,どういう場合なのか?ちょっと個人的な興味で調べてみたいのですが,今は余裕がない。。。KTNさんとかやらないかなぁ*3。