A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

Qian, S.S., Cuffney, T.F., 2012. To threshold or not to threshold? That's the question. Ecol. Indic. 15, 1-9.

閾値があるのか?ないのか?それが問題。とオシャレなタイトル。まぁ,大概こういう二者択一の質問に正面から答えるのは難しいと思うのですが。Cuffneyさんが最近使いまくっている?データに,3つの閾値モデル*1を当てはめて,線形なGLMも当てはめて,さぁどうでしょう?みたいな感じになっている。著者の結論は直線で十分。まぁ散布図を見る限りでもちょっと閾値は苦しいでしょう?という印象(まぁでもどんな閾値を考えるかにも依るとは思うのですが)。結論としては,「複数のモデルを比較しないと間違うよ。」という,言ってしまえばそんなん読まんでもわかるわいという感じ。
EPT種数にポアソン分布を当てはめているのは,個人的に新鮮だった。でもまぁ,種数だし,ポアソン分布で解析するのが統計的には良いと思ってたけど,個人的に見たことなかったので*2。あと,説明変数がパーセントの場合,logit変換を使っているのは,あーそうやって使うこともできるのかぁと勉強になりました。

*1:結構色々あるんやなぁと思いました

*2:個人的にはポアソンを使うと過分散の問題が出てくるので,ちょっとまだ使うのを避けている感じですが。まぁ負の二項分布を使えばいいのかもしれませんが,経験不足もあって,あまりまだ良い印象がないです