A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

Vaughan, I.P. & Ormerod, S.J. (2014) Linking interdecadal changes in British river ecosystems to water quality and climate dynamics. Global Change Biology, 20, 2725-2740.

GCBってIF高いんだけど,ジャーナルのせいなのか,Vaughanさん特有なのか,いつもすごい複雑な論文になっている気がする*1。まぁなんとなく何をやっているかはわかりましたが,これではちょっと全部フォローする気にはならないです。水温の変化よりも,水質の変化で近年の科レベルの時空間的応答が説明できますよ,という話。気候変動流れの水温重視の研究に対して,もっと他のパラメータも考えないとmisleadしますよ,というのが一つのメッセージだと思う。こういうの日本のでやってみたいんだけどなぁ*2。。同定レベルの話のMueller et al.(2013)とか,「pollution sensitive taxa generally prefer faster-flowing conditions (Extence et al., 1999)」とかの論文は参考になりそうで,有り難い。あと思ったのは,時空間とか複雑なのであまり手を付けたくないのだけど,うまく扱うと確かに要因の影響を分けたり,おもしろい示唆が抽出できる可能性は増えるのかもなぁと思った。

*1:GCB,あまり読まないので他の人の論文がどうかは,わからんです

*2:どうも立ち消えしたみたい。。