久々に本を読んだ気がする。
- 作者: 中西準子
- 出版社/メーカー: 日本評論社
- 発売日: 2010/01/09
- メディア: 単行本
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最初に断っておきますが、記憶が曖昧なので,以下のような話はこの本に限った話ではないかもしれません*1。
この本の主題ではないが、この本は、中西さんの,ある意味,暴露本*2にも感じられた。計算されたリスクに対して、リスク評価者はなんらかの感想を持つはずである(なんかこれはリスクを過大評価してるなとか)。そして、こういう感想は明確な科学的根拠がなければ、基本的に表に出てこない。しかし、この本にはそういう表に出てこなかった中西さんの感想がちりばめられていように思う。この手の感想がどれくらい尤もらしいかは、ボクには判断できませんが、場合によっては計算されたリスクよりも高い信憑性や真実味を帯びてみえるときがある。なので、こういう直感が大事だと思っているボクとしては,とても興味深かった*3。
また随所に、リスク評価者の今後を強く応援するニュアンスのことが書いてあり、共感できたし、勇気づけられた。
大変、勉強になりました。ありがとうございました。