A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

ERAで生態系サービスまで

Forbes, V.E., Salice, C.J., Birnir, B., Bruins, R.J.F., Calow, P., Ducrot, V., Galic, N., Garber, K., Harvey, B.C., Jager, H., Kanarek, A., Pastorok, R., Railsback, S.F., Rebarber, R., Thorbek, P., 2017. A framework for predicting impacts on ecosystem services from (sub)organismal responses to chemicals. Environmental Toxicology and Chemistry 36, 845-859.

個体レベルから生態系サービスまでつなげましょう,というForbesのET&CのFocus論文。なんというか,まぁ,よくもまぁ同じようなレビューをという気にもならなくはないです。でも,生態系サービスの文脈の文献は勉強になりそうなものが引用されてはいます*1。んで,どうやってやんのよ,ってのはいつもの個体群モデルしているお話だし。Case studiesという名の中途半端な仮想例が紹介されているだけだし。なんか萎える。引っ張るようなこういう仕事をしなきゃいけないってのはわかるんだけど*2

*1:例えば:US Environmental Protection Agency. 2016. Ecosystem services as assessment endpoints in ecological risk assessment. EPA/100/F-15/004. Washington, DC.

*2:そういう意味で,(まだないですが,関連の)成果をForbesさんたちにきちんと打ち込まないいけないというのはよくわかります