A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

Wheeler, J.R., Maynard, S.K. & Crane, M. (2014) An evaluation of fish early life stage tests for predicting reproductive and longer-term toxicity from plant protection product active substances. Environmental Toxicology and Chemistry, 33, 1874-1878.

NOECを求めるという意味では,初期生活段階毒性試験(Early life stage test)でもフルライフサイクルでもそんな変わりませんよ。という話,著者らによると,フルライフサイクル必要なんじゃね?という流れてできてるとか。ただし,著者らも引用しているけど,この結論自体はWoltering 1984で得られていたもので,まぁそれを再確認できたという話*1。個人的には,もうちょっと深いところが知りたい。NOECでもEC10の一般的な関係を考えると,多分そんなに問題じゃない気もするけど,そもそも時間スケールが違うので,エンドポイントの重要性が異なってくる。なので,濃度反応関係でちゃんと見てみたいなぁと思う。データ使わしてくれないっすかね。そもそもNOECくらいしかデータは集めてないのかもしれないけど。

*1:Wolteringの論文自体はCSUに居たときに,スティーブブリンクマンに教えてもらってた