A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

みんなで決めた「安心」のかたち――ポスト3.11の「地産地消」をさがした柏の一年

みんなで決めた「安心」のかたち――ポスト3.11の「地産地消」をさがした柏の一年

感想をなんて書けばいいのかわからないけど*1,とっても良いという本ってのにたまに巡り会うけど,これもそんな本の一つ。こんな言い方でいいのか不明ですが,とてもアツくて,個人的にとっても「おおおっ」って感じで*2,これまた一瞬で読了していまいました。

「科学的に答えがでないところをどうせめるか」。そこに真正面から取り組んだ記録で,誤解を恐れず言うと,自然に涙も出る,ちょっとした小説みたいです(欲を言えば,20Bq/kgになった理由・過程をもっと詳しく知りたかったですが・・・)。まさしく外野からのコメントですが,とっても人間くさくて,ボクは好みです*3

とにかくちょーオススメです。是非。

## 追記 2013年8月6日
昨日FoRAMで五十嵐さんの話を聞く機会があったので,サインをもらってきました*4。この手の話題に,「色々言うひと」「中庸の人」「手堅く自分の言えることを言う人」がいるとすると,五十嵐さんは後者のような気がしました。質問にも答えて頂き,感謝。

*1:そもそもこの本でボクが感じ取ったことで全体のどれくらいを理解できているかというと,かなり限られていると思うのですが

*2:これもいまいちな表現で,ツボとか,素敵とか,好みとか,言いたいんですが,いかんせん取り組まれている課題も考えると,そういう言葉は不適かなぁと思って・・・

*3:ちょうど本を買った後に,FoRAMで呼ばれるような流れになっていたので,必ず行って,あわよくばサインでももらってやろうと思う。

*4:単なる汚い字ですよ,と言われたのですが,その言葉に人柄が出てる感じがします