A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

ハーバード白熱日本史教室 (新潮新書)

ハーバード白熱日本史教室 (新潮新書)

結構酷評されてたりしますが,矢原さんもブログにも感想が載っていたのもあって,読んでみました。できるかできないかは置いておいて,「おー,そんなことするんですね。」とか「あ,そんな問題があったんですね」という意味ではおもしろいと思います。ちょっと期待していて,ブレイクスルーみたいなのがあるといいなぁと思っていたのですが,そういう感じではなかった気がします*1。多分,ボクの好みではないだけなのですが,ちょっと個人的な印象を言うと,なんとなく痛々しい感じもしなくもないです*2。しかし,若くてすごい。

  • 「準備がすべて」とのこと。以下とりあえずメモ。
    • 音楽を流す*3
    • お絵かきをする(文字と違って,予測不可能(ハプニング)性みたいなものがあるらしい)。
    • グループプレゼンをさせる(ありきたりにいうと、友達と力を合わせることの重要性)。
    • 追体験させる(ここの例ではタイムトラベル)。「遠い昔に遠い国で起きた出来事が他人事ではなくなります」。
  • ハーバード大学の学生は,という枕詞があったりするけど,少なくとも今講義をしているとこの学生も結構同じだなぁと思った。
  • 結局は、先生の個性とかそういうところしだいな気もしないでもないけど,確かにインパクトのある講義をされていると思う。
  • 途中で,サムライの定義とかよくわからなくなってきたし,サムライという言葉に縛られすぎているような気もした。本人が「それまで」に違和感を感じているように,ボクもこの方の説明を読んで,この方の説明についてなんとなく掴めない違和感を感じた*4

*1:ただ,それはそれで勉強になったと思う

*2:なんかすごく成功されているし,順調な感じがするので,もっとどっしり感というか余裕があってもいい気がするのですが,なんかあるんですかね。。とちょっと思ってしまいました。それともアメリカってなるとそれくらいの心持ちが大事なのかも知れませんが。。でも,全部単なる憶測です。

*3:自分の講義で想像してみるに,ちょっと想像できない。できるんだろうか。。

*4:とりあえず無理矢理言葉にすると,言い回しや流れにちょっと拘りすぎているんじゃないのかなぁと思わなくもないというか。Lady Samuraiというのも,もっと別の適切な言い回しがあったんじゃないのか。とか。