底生動物の野外調査データから金属の安全濃度*1を推定することに目的に一連の研究を行ってきましたが,その結果をもとに,「野外調査,データの取り方や性質をちゃんと考えて解析すれば使えるぜ」という主張を書いた原稿が,SETACのIntegrated Environmental Assessment and ManagementのLearned Dicourses: Timely Scientific Opinionsというセクションに受理されました*2。元の原稿は具体例も入れて色々議論していたのですが,紙面の関係でかなり削除されました。でも,Editorの編集が秀逸で,ボクらの言いたいツボはきちんととらえていてちょっと感動しました。ありがとうです,Peter。森さん風に元原稿も折を見て,どこかに公開しようと思います。年に4回の発行なので,載るのは来年の最初号のようです。
ほんとは,Letter to the Editorのカテゴリーが良かったのですが,ET&CでもIEAMでも蹴られましたので*3,こういう形にしました。国際誌で論説を書くという目論みは一応これで達成ですかね。Steve,加賀谷先生,ありがとうございます*4。さて,次ですね。
Iwasaki Y, Kagaya T., Ormerod SJ (in press) Field surveys can support ecological risk assessment. Integrated Environmental Assessment and Management. 9(1)
## 追記 2012/12/27
オンラインで読めるようになりました。ここ。Peterに編集される前の原稿はここに置いておきました。ボクの記事の一個前の記事が,"閾値"の話を扱ってるのですが,残念ながら,ボクの論文は引用されておらず,トラビスのET&Cの論文でした。ちょっと残念。