A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

川の環境目標を考える

川の環境目標を考える―川の健康診断

川の環境目標を考える―川の健康診断

今更ながら,「特定の河川や地点における「生態影響」を評価する方法はどんな方法があるのか」や「定まった方法はあるのか」という素朴な疑問をもとに,MTHSさんに教えてもらって,ざっと目を通した。詳細な方法論はまた別の本という感じだが,現状,とっかかりとなる考え方や事例は網羅されていて勉強になった*1。しかし,p38にある

基本となる調査・評価の方法については,まだ定められたものがなく,調査方法や指標の内容,重み付けやリファレンスの設定方法,乖離の程度を求めるためのデータ処理方法など検討すべき課題は多い。

という記述がすべてを物語っている*2。同時に試行することが大事とあるので,全体像を描きながら(妄想しながら),試行するしかないかなと思わされた。

*1:というか,リファレンスとの乖離度で評価するなど,個人的に進めてきた方法でよさそうということも確認できた

*2:という明確な文言を確認できたことも個人的に大きい