A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

先住民との合意形成(レンジャー鉱山)

Hart, B.T., Taylor, M., Iles, M., Kyle, G., Sinclair, G., 2015. Resolving long-term issues related to surface water management and monitoring associated with the Ranger Uranium Mine, Northern Territory, Australia. Australasian Journal of Environmental Management 22, 417-431.

ふと見つけて,著者の一人であるShellyさん*1にリクエストしてたら送ってくれた論文。タイトルとはちょっとズレるけど,基本的にはウラン鉱山の処理水の管理について,先住民の人たちとどういう風に合意形成をしていったか,その過程で具体的にどんな危惧(Concerns)が出てきたかなどを記述した論文*2。Concernsがボクが別途取り組んでいる課題にも当てはまりそうで勉強になるけど,ここまで大がかりに対応できるのは,この鉱山だからだよね?という気もする*3

*1:MichelleでニックネームがShellyは初めて。SETAC AUで見つけて話しかけた人の一人だけど,行政から企業に移動していたりして,なかなかキャラ的にも面白い人

*2:自然科学の論文という感じはしないので,社会科学的な文脈でよまれているか。それとも日本の国内誌にように,こういうローカルな知を大事にしようとしているのか。いずれにしろ個人的にはよいことだと思いますが

*3:いやでももしかすると…