A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

人と繋がるということ,とそこから教えてもらえること

子どもっぽいと言われそうですが,ボクの知らない人がボクの名前を知っていたり,ボクの好きな人がボクのことを覚えていてくれているというのはとってもうれしいものです。そのためにもやはり自分からアクションをかけるって大事なぁと思うわけです。今はSETAC Europeでバルセロナです。
前者は,D. Hug Peterという博士学生の方で,似たような研究をしていて発表されていたので,ポスター会場で話しかけてみたら,ボクの論文を読んでいてくれて名前を認識してくれてとても嬉しかったという話。しかも,そうなると,読んでいる論文も似ていて,なんというか,事前の説明なしに話が通じる,という感じ。なんというか,とてもいいです。そのうち話しかけようと思っていたけど,話かけて良かったです。
後者は,John Sumpterさんです。前回のSETAC North Amaricaでお会いして,無理矢理話をして(ここ),特段差し迫った理由もなく?今回も話してやろうと,思っていたのですが,ちょうど1人で居たところに出くわしたので,少しお話できました。「ボクのこと覚えてます?」と聞いたら,「どこで会ったかはわからないけど,顔は見覚えがある気がするよ」とおっしゃっていました(真偽は不明)。Sumpterさんが具体的に何をやっているのか,実は詳しくは知らないのですが,話した感じと最近出た某誌のViewpointsから鑑みるに,実際にやられてきたこと(おそらく,個体レベル以下の細かいこと)に比べて,結構大きい視点をもたれているなぁと思っていたわけです*1。そして,ボクはその某誌のViewpointsに刺激を受けて*2,Viewpointsに投稿したのですが,それをSumpterさんにも読んでもらいたいなぁと。で,そういう話をすると,「喜んで読むよ*3」とか「Rejectされても気にするな,それはEditorやReviewerの個人的な興味とずれているだけかもしれない」とか,「目標は大きく持ちなさい」とか,「昔の報告書に「化学物質はごまんとある,全部テストすることはできない,どれを優先すべきかを考えることが大事だ」とか書いてあったのがきっかけで,高い視点を持つようになったんだ」とかという話をしてくれました。いやはや,楽しかったです。ひとまず,修正が一段落したら,Sumpterさんにも送って読んでもらおうと思います。
という2つの出来事だけで,本日,ボクはかなり満足です。明日は最終日。

*1:それはまぁ大物だからそういう視点を持っているんだ,という意見もあると思いますが

*2:え,ボクのもいけんじゃん?というノリ

*3:で正直に感想を送るから気をつけな,と