A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

Murphy, G.E.P. & Romanuk, T.N. (2012) A meta-analysis of community response predictability to anthropogenic disturbances. American Naturalist, 180, 316-327.

多様性や個体数の指標のばらつき*1が,攪乱によってどう変わるかのメタアナリシス。上の論文で引用されていたので読んでみた*2。主要な傾向みたいなのが見られるものもある。例えば,全体的に見て,個体数は予測可能性が減少して,多様性(種数や多様性指標)は予測可能性が増加する。個人的な経験から言うと,金属汚染区だといられる種は限られてくるので,種数の予測可能性は増加する(ばらつきは減少する)というのはなんとなく分かる。

*1:単純に日本語訳すると,応答予測性:ecosystem reliablityとかan indicator of the resistance of ecosystemとか本文では書かれている

*2:ばらつきって上の論文の文脈ではどう解釈されるのだろう