A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

Chase, J.M. & Knight, T.M. (2013) Scale-dependent effect sizes of ecological drivers on biodiversity: why standardised sampling is not enough. Ecology Letters, 16, 17-26.

なんらかの要因の種数への影響を評価する際に,その影響サイズは空間(時間)スケールに依存しますよ,なので,各研究で標準化した方法で(同じサンプリング方法を用いる)影響サイズを評価して,それを複数の研究,分類群,異なる生態系間などで比較,メタアナリシス,まとめようとしても,もうわけわからんくなりますよ,というお話(すごいざっくり説明しています)。とりあえず,シミュレーション結果から,よりスケールに依存しない,Hulbert's Probablity of Interspecific Encounter(の微改変版?)の影響サイズを計算した方がまだマシなんじゃないですか,というお話。まぁ言いたいことは分かりました。