A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

Fraser et al. 2013. Coordinated distributed experiments: an emerging tool for testing global hypotheses in ecology and environmental science. Front Ecol Environ 11:147-155.

生態学や環境科学における地球規模での課題や問題を解決するためには,あるいはそれに役立つ知見を得るには,標準化した手法を用いて複数の地理的場所で実験を行う必要があるでしょう。というお話。すでにそういう取り組みも進んできていますよ,という話。メタアナリシスの欠点やそれでどうしても一つの結論に落ち着かない場合があるので,そういうのを乗り越えるのにもこういうのが必要だという主張。メタアナリシスをメガミステイクスと言ったWhittaker (2010)というのが引用されていたのですが,Communities and EcosystemsのWhittakerさんかと思ってドキドキしたけど,そのWhittakerさんはボクが生まれる前にお亡くなりになられているんですね*1

*1:なんもしらなくて恐縮です