A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

Gardner et al. 2012. The significance of hazardous chemicals in wastewater treatment works effluents. Science of the Total Environment 437:363-372.

イギリスの162の廃水処理場の最終処理水を一年以上14あるいは28回サンプリングして,処理水に含まれる化学物質の濃度を調べたとのこと。しかし,まぁ,すごい労力です。亜鉛は最大でも70ug/Lくらいで個人的にはそんなに高くない印象(この論文の中ではPNECが17ug/Lになっていますが)。色んな物質が検出されていますが,さてこれをどうやって効率的に管理するべきか,一個一個の物質に排水規制をかけるのはそんなに効率的じゃないじゃないかなぁと改めて思ってしまいました。でも,このサンプリング量,すごい労力です。