林さんも共著に入られている論文(HERAのPerspective)。気持ちは分かるけど,まだForbesが言っていることにピンと来ないところもある。
- IBM(個体ベースの個体群モデル)がどれくらいまともに使えるかとか,
- やはり複雑にはなるので,データの利用可能性の問題はあると思うし,
- 個体群モデルを組めば確かに絶滅リスクやλは計算できるけど,それがどんだけ信頼に足るものなのか*1。
化学物質の生態リスクの文脈で,個体群モデルが重要なのは分かるし,ボクも論文を書いているので偉そうなことはいえないけど,この論文が意図しているところの「個体群モデルの利用」とボクの思っているところは少し違う気がする*2 *3。
Forbes et al. 2011. Adding value to ecological risk assessment with population modeling. Hum Ecol Risk Assess 17:287–299.