A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

米国の河川底生動物の長期変化

Rumschlag, S.L., Mahon, M.B., Jones, D.K., Battaglin, W., Behrens, J., Bernhardt, E.S., Bradley, P., Brown, E., De Laender, F., Hill, R., Kunz, S., Lee, S., Rosi, E., Schäfer, R., Schmidt, T.S., Simonin, M., Smalling, K., Voss, K., Rohr, J.R., 2023. Density declines, richness increases, and composition shifts in stream macroinvertebrates. Science Advances 9, eadf4896.

Travisさんとか含めて、SETAC関係でもよく見かける方々共著者にはいったScience Advancesの論文。米国全体の広域データで、正直本文+付録ちょい読むくらいでは、身をもって理解した感じにはならないんだけど、1993年から2019年までのデータを使って、タイトル通り、密度は減少して、分類群数(属レベル)は増加した・・・とかという内容。解析の開始年が、1993年くらいからだと、化学物質汚染とかも少し改善されてきている気がするのがちょっと残念なポイントでしょうか。しかし、これくらい大きいデータで、色々調整していたりするので、もう回帰で捉えられてる傾向がどれくらいそれっぽいのか、よくわからない…と思ったり。