A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

Stockdale, A., Tipping, E., Lofts, S., Fott, J., Garmo, Ø.A., Hruska, J., Keller, B., Löfgren, S., Maberly, S.C., Majer, V., Nierzwicki-Bauer, S.A., Persson, G., Schartau, A.-K., Thackeray, S.J., Valois, A., Vrba, J., Walseng, B. & Yan, N. (2014) Metal and proton toxicity to lake zooplankton: A chemical speciation based modelling approach. Environmental Pollution, 186, 115-125.

TonyのWHAM-Ftox関連論文3本目。湖沼の動物プランクトンの種数に適用してみました。というお話。もうこの既出データへの嗅覚とコラボのうまさ(データ数の多さ)に脱帽なんだけど,やはりモデルのパラメータを全データを使って推定してその予測値と実測値の比較から「ほらよく合ってるよ」というのは,ちょっとなぁとは思います*1。異なる地域からデータをとっている点もモデル上は考慮されてなくて,期待される最大種数と異なってそうなので,このあたりも気になるところ。

*1:そら,そのデータを使って当てはめたわけだから,当然でしょ。という感じがする