A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

Schmidt, T.S., Kraus, J.M., Walters, D.M. & Wanty, R.B. (2013) Emergence flux declines disproportionately to larval density along a stream metals gradient. Environmental Science & Technology, 47, 8784-8792.

Subsidyなお話を金属でしているTravisさんやKrausさんです。これの続きみたいなものが,EcologyにKrausさん著書で,subsidy押しでin pressになっているみたいです。河川中の金属汚染の指標(CCAR)に対して,水生昆虫の幼虫の個体数と羽化成虫の個体数の関係を調べて,成虫の羽化の方が感受性が高いぜ,というお話。多分それはそうなんだろうし,subsidy的にもおもしろいと思うし,環境基準設定に対しても,"this is a big deal"的な論文になっていると思う。ただ,このもやもやとした読後感の理由がわからない。じゃあ,どうすんのさ?という話がないからなのか,オレらいったいなに守りたいのか?という話がややこしくなるからなのか。不明。でも,ええ仕事やとは思います。