ANOVAとかを使わずに,ベイズな閾値モデルを使って無影響濃度を推定しましょうというお話など。多分,これでも良いと思うのですが,モデル選択的な話はきちんと考えると避けて通れないんじゃないかなとも思ったり。解析データの一部は,ここにあるようですが,個人的な経験からすると,閾値モデルを当てはめるのはちょっと難しそうな雰囲気なのにきちんと結果が出てきている*1。
ベイズは不確実性が事後分布として表現できるので,その後に続く解析にも使えたりして便利だなぁとつくづく思う。どっかで使えるといいな,この手の解析。
Fox, D. R. (2010). A bayesian approach for determining the no effect concentration and hazardous concentration in ecotoxicology. Ecotoxicology and Environmental Safety, 73(2), 123-131.
*1:その辺りの図が省略されているのがちょっと気になる。