A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

Vries, P. d.; Smit, M. G. D.; Dalfsen, J. A. v.; Laender, F. D.; Karman, C. C. Consequences of stressor-induced changes in species assemblage for biodiversity indicators. Environ. Toxicol. Chem. 2010, 29 (8), 1868-1876.

シミュレーション研究。初期個体数を全種で一定でおいており,種間相互作用や耐性種の増加なども考えていないので,よくこれで・・・という印象*1。HC5で管理していると,シャノンとか多様性指標(種の数と不均一性)の減少率はほとんどのケースで5%以下なので,protectiveだろうという話。個人的にはキャッチーな結果なので引用しやすそうだけど,色々突っ込みどころは多いので,微妙な雰囲気。

*1:この研究が通ったのは,文献28の結果があったからだと思うけど,それにしても少し強引に感じる