A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

このタイトルにして,蓄積と毒性影響について本質的な議論がされていないのが残念。あるのは,重金属を無害化(毒性を不活性化)した形で体内に保持できる無脊椎動物では,体内の総重金属濃度と毒性(たぶん,その生物への毒性影響)との関係はない。との記述。ただ,体内挙動について,色々しっかり調べられているようで,勉強になりました。体内での動態は大事だと思うけど,もう1つ忘れてはならないのは,流下による回避行動がどう長期的に生息状況を決めるか。そして,それが重金属濃度とどう関連しているか。

Rainbow, P.S., 2002. Trace metal concentrations in aquatic invertebrates: why and so what? Environ. Pollut. 120, 497-507.