A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

生物多様性と生態系機能・サービス

Balvanera et al. 2006. Quantifying the evidence for biodiversity effects on ecosystem functioning and services. Ecology Letters 9:1146-1156.
Dobson et al. 2006. Habitat loss, trophic collapse, and the decline of ecosystem services. Ecology 87:1915-1924.

中静さんの講演を拝聴。上記2つの論文は読んでみる価値がありそう。

  • 以下,個人的メモ(内容は保証できません)

機能やサービスというより,まだ生態系の性質(property)くらいのレベル。
多様性ではなくて,注目していないものが重要な因子となっている場合がある。そこは気をつけないといけない。
論文になるバイアス。
種数が沢山か少ないかの極論的な議論ではなく,現実的には何%少ないとか,結構細かい話になるような気がする。この部分に対して何か言えれば良いが,そんなに甘くはなさそう(というか,とりあえず,求められる機能やサービスが明らかであれば,それを直接測って議論するのが今のところはよそさう?)。