A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

Menezes S, Baird DJ, Soares AMVM. Beyond taxonomy: a review of macroinvertebrate trait-based community descriptors as tools for freshwater biomonitoring. Journal of Applied Ecology. 2010;47:711-9.

Trait-basedの群集応答の評価のレビュー*1。これまでの流れがよくまとまっている比較的良いレビューだと思います。ただ,やはり最後に「There is still a long way to go...」とあるように,明確な結論まで落ちていないので,若干読みにくいというかフォローできないところもあったのも事実です。Poffさんがなんだかんだで,良い論文を出していたり,北アメリカだとWillのところで学位をとったVieiraさん*2とかが出てきて親近感が。もうちょっと具体的なところでどの辺までできるのか,という意味では,他にも論文を(沢山)読まないといけない気がします。目指すところは,色んな地域で適用できるアプローチと,影響因子の特定が可能なアプローチなので,個人的にはtraitでそんなうまく行かないだろうと思ってはいますが,もうちょっとフォローしてみる価値はあると思った,というのが感想。

*1:単なるメモですが,BairdさんってIEAMのtrait-basedのレビューにも出てきている人

*2:元気のよいおねぇさんだった