A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

Nakagawa, H. (2014) Contribution of environmental and spatial factors to the structure of stream fish assemblages at different spatial scales. Ecology of Freshwater Fish, 23, ###–###.

河川の魚類群集の種構成が空間的な要素(位置とか距離)によって決まるか,環境要因によって決まるかを調べた中川さんの論文。さすが中川さん!って感じのデータ*1。最近河川生態学の森さんの節を読んだので,比較的読み進めやすかった。細かいスケールでも環境要因より空間的要因が大事そうという結果は,予測と外れていた,というのはちょっとおもしろかった*2。あと関係ないけど,I hope to とか初めてみた表現だけど*3,中川らしくていいなと思った。とりあえず,深くは読めてないけど,メモとして。

河川生態学 (KS自然科学書ピ-ス)

河川生態学 (KS自然科学書ピ-ス)

*1:んで,単著なので主語がI:んで多分まだまだデータがあるんだと思う。すごい

*2:ただ,メソッド読み飛ばし系では,空間的な要因ってのが位置や距離から出されたのは分かるけど,具体的なイメージがわかなかった

*3:多分,主観的な表現なので好んで使われない?ちなみに,そのあとにstrictlyが続く。