A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

別に引用がすべてではないけど。

Ankley, G. T., and J. W. Gorsuch. 2013. First in a special series: Analysis of the impact of papers published in Environmental Toxicology and Chemistry over the past 30 years―an overview and coming attractions. Environmental Toxicology and Chemistry 32:1-6.

ET&Cの最新号に,1982年の初刊から,すべての論文の引用数のランキングがEditorialとして載っている。なんと発行はボクが生まれた年。ざっと眺めてみて,思ったのは,英語を第一言語としていないのでまぁ当たり前なのかもしれませんが,日本人の論文が一個もなかったこと*1。別に引用がすべてではないですが,頑張っていきたいところです*2。最近,ちょっと金属の問題に深く関わるようになって思うのは,

  • 日本と比べ海外ではマンパワーが違う
    • 特にコラボすることは,デメリットはありつつも,新しくておもしろいことができたり,研究をよりスムーズにできたりする。このあたりが,少なくともアメリカに来て違います。
  • 先端は論文ではない
    • 研究プロジェクトが水面下で検討されていたり,unpublishedのデータをもとにおもしろい議論が水面下で行われていたり。こういうのにふれられるかふれられないかでは,見えてくる世界や戦略が全然違うんだろうなぁと。ただ,そういう研究や議論が必ずしも正しい方向に向かっているとは限らないとも思う。すなわち,攻める好きはあると思う。

ということ。

*1:多分

*2:ボクは引用が多くなりそうな論文は書けないと思うので,是非そこのあなた!