A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

自転車に乗りながら考えたおじいちゃんのこと

そろそろ今年も終わりだなぁと思って,今年の出来事を漠然と思いだしたりして。もちろん,大震災が一番になるんだろうけど,その時すぐ頭に浮かんだのは,父方のおじいちゃんが亡くなったこと。


子どものころのおじいちゃんのイメージは,米屋でガス屋*1。ボクら兄弟が訪ねる時は,お店でのんびり新聞を読んだりしていた記憶がある。カブトムシ取りに連れて行ってくれたり*2,近くの川で遊ぶ用に魚を突く道具*3や自作の釣り竿*4,サワガニを捕まえる道具*5を準備してくれたり。結構最近になって知ったのは,町議会の議長を長いことやっていたということ*6。おばあちゃんは,「おじいちゃんは演説がとってもうまい」と言っていた。


そんな感じ。これはほとんど最近の経験からの推測かもしれないけど,結構人見知りで物静かな感じだと思っていて,ボク自身おじいちゃんと二人っきりになると会話がなくて困ったりもした記憶がある。うまい演説の仕方を学びたいなぁとおばあちゃんの言葉を思い出してては思っていたけど,そういうときにはなかなか思い出せない。でも緊張しぃのボクとしては,聞いとけば良かったなぁと思う。議長という仕事がどういう資質を必要とするのかはよくわからないけど,きっと調整がうまくて,人望が厚かったんじゃないかなぁと思う。人望が厚いというのはボクレベルでもなんとなくそうだろうなぁと思う。仲人も沢山したそうです。


父方のおじいちゃんが亡くなって,これでもうボクのおじいちゃん(2人)はこの世の中から居なくなったとも思った。別にそれが何を意味するってわけではないけど,そう思った。素敵なおじいちゃんだった。色々ありがとうです。

*1:田舎にはありがちな感じで,その他にも色々うっている

*2:記憶が正しければ

*3:鉄砲みたいになっていてとても素敵

*4:竿に糸がついた簡易なもの。でもボクが作れと言われたら簡単には作れないんだろうなぁと思う

*5:竿に針金が付いていて,それに畑でとれずミミズをつけて,そこらへんの水路の際に持って行くと,サワガニが出てきて,食いつく

*6:亡くなった時には,その功績を評価されて総理大臣から表彰状が届いていた。どういう経緯なのかはよくわからない