A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

Petty et al. (2010). Landscape indicators and thresholds of stream ecological impairment in an intensively mined appalachian watershed. Journal of the North American Benthological Society, 29(4), 1292-1309.

(ざら読み)
Mining intensity(MI)という指標を使って,底生動物の種数とかの指標との関係を評価したもの。なぜ水中の重金属濃度等を使わずに(簡易な)MIを使うのかはちょっと疑問がありましたが,最後に書いてあった「仮に別の場所で採掘活動をした場合の,事前予測が可能」という使い方は確かにアリなのかもしれない。ただ,MIの導出方法自体は非常に単純なので,ちょっと予測に使うのは心許ない気もする*1

この論文を読んだ理由はもう一つあって,閾値推定のようなことをしていたため。changepoint analysisという解析方法がある模様。Rにbcpというパッケージがあって,それを使っている模様。あんまり惹かれない感じでしたが,とりあえずメモとして。

*1:ただ,このあたりはあくまで勝手な憶測