A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

勉強会に参加。あいかわらず,ちょーおもしろいです。個人的にこんなにおもしろい議論ができる機会はそうそうない。有り難い限りです。本日は,リスコミの話。以下は,個人的まとめ。間違ってたら,ご指摘ください。
■リスコミな話

リスコミの”本来”の定義では,リスコミの目的は「情報提供と利害関係者間の信頼を向上すること」とのこと。例えば,事業者と周辺住民のBBQ会もリスコミ*1
ある問題を解決しようとして,利害関係者間の合意を形成しようとするのは,正確にはリスコミではなくて,パブリックリレーションズというとのこと*2

ただ,この言葉の使い分けは,個人的にはそんなに気にすることはないと思うのだけれども,どちらのコミュニケーションをやろうしているのか,必要としているのかをきちんと理解しておくことが重要。あと,事業者と周辺住民なのか,会社と市民なのか,国と国民なのかなどのスケールをきちんと整理できるとおもしろそう。
NGIさんのブログにもまとめがあります(090903)。

■住民参加な話
化学物質の管理に関する意志決定に国民(市民)の直接(あるいは半間接的)参加は必要か(あるいは,化学物質に関するリスコミに市民がのってこないけれども,それでいいのか)という議題。これも場合によって,色々ありそう(例えば,汚染が発覚した場合の事業者と周辺住民という関係なら,比較的話は分かりやすそう)。個人的なブレイクスルーは,この世界にいると化学物質化学物質と特別な感じがするのですが,化学物質の規制は,沢山ある国の政策の一つであること。それを意識すると,全然特別扱いしなくてもいいんじゃないかなと感じたこと。

■ベネフィットのことを考えることは大事

*1:つまり,もっと言ってしまえば,関係者間で信頼構築をしておくことを目的とするのが,リスコミで,近所付き合いの延長上みたいなものをイメージした方がよさそう

*2:ボクの拙い知識では,ほとんどの人がこちらをイメージすると思う