書いたような気がするのですが,見つからないので。浦瀬さんの本です。ここでプレゼントもしています*1。浦瀬さんとは,直接の面識はないのですが,ボクの学会発表の時の座長だったり,Journal of Tarotenの内容が鋭くて素敵だったりで,勝手にかなり信頼しています*2。なので,引用文献の明記は少ないのが気になりますが,まぁまぁ…,多分そんなもんなんだと思います。
- 作者: 浦瀬太郎
- 出版社/メーカー: プレアデス出版
- 発売日: 2011/03/01
- メディア: 単行本
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- 個人的におもしろいなぁと思ったところ(経験に基づく私感ぽいところも含む)
- 適正な処理ができないことから,保管中の紛失が相次ぎ,この物質に気をつかうあまり,かえって,この物質による環境汚染が生じた(p38)。
- 小規模な焼却が十分なコントールもされずに全国各地で行われていた状況に終止符を打ち,(中略)一部の分散した焼却施設を集約したことはダイオキシン対策以外の効果も大きかったと考えられる(p45)。
- (底質中のダイオキシンの基準の設定について)基準間の整合性*3や底質汚染実態調査から対策が可能なレベルの基準を決めたいということで,このように決まった(p68)。
- 人の健康を保護する観点から固形物に対して振とう溶出試験により水質として規制することが我が国の固形試料(土壌,廃棄物,底質)に対する環境規制の考え方である。
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- p9の2行目及びp55
- 相間は相関だと思うのですが。。
- p48
- E1の女性ホルモンとして活性は→E1の女性ホルモンとしての活性は
- p52
- 「環境中での有機物の生産と消費に着目して」:藻類,ミジンコ,魚類の三点セットについて,個人的にこういう説明は初めて聞いた。
- p53
- 社会と科学のリスクコミュニケーションの問題:リスコミの本来の意味を考えると,おそらく「社会の合意形成の問題」とするのが良いのではないでしょうか。