A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

Camp, A.A., Funk, D.H. & Buchwalter, D.B. (2014) A stressful shortness of breath: molting disrupts breathing in the mayfly Cloeon dipterum. Freshwater Science, 33, 695-699.

Davidさんはおもしろい仕事をしますねぇ。脱皮中*1のフタバカゲロウを使って,酸素消費量の変化を図った。という話。いまいち酸素消費速度と脱皮のタイミングとかがよくわかってないのですが,最初一旦消費速度が下がり,その後急上昇する(その後, metabolic depression(代謝が低下すること)で,消費速度がさらに下がる)。なんとなく,水の中に顔を突っ込めるときの感じでしょうか。素朴な疑問は,1時間ごとに1度あがる実験系で実験しているようなのですが,本来これだけ調べるのであれば,別にそんなことせんでええやんと。まぁ予想できるのは,この実験自体は別の論文を書くためにやっていて,その一部をサラミスライスした,ということでしょうか*2。いずれにしても,おもしろかったです。1回,Freshwater Scienceの学会も出てみたいなぁ(来年は,同時期に開催されるSETAC EUバルセロナで魅力的なのですが)。

*1:moltingは脱皮という訳いいですかね

*2:まぁこれがサラミスライスかはよくわからないですが