- 作者: 伊勢武史
- 出版社/メーカー: ベレ出版
- 発売日: 2013/12/19
- メディア: 単行本
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- 科学的な法則や言い分には反証可能性があり,反証可能性のない言い分は科学的ではありません(p206)。(中略)科学者は自分の説を発表するときは,誰かが自説を反証する手段をあえてのこしておかなくてはならないのです。
- 読者のみなさんも,自分の仮説*2がデータによってくつがえされる可能性も覚悟しなくてはならないのです(p212)。
- 人間は無謬*3ではないことを認めたうえで,「間違いだらけな人間でも,なんとか真実にたどり着く方法はないか」と必死に考えた結果が,科学の手法なのです。
あたりが示唆的でおもしろかったです。
あと,あとがきを読むと伊勢さんの変さが伝わってきます。しかしまぁ,なんとなく感じるイタさみたいのもひっくるめて,(きっと)素敵感を感じてしまうのは,たぶんかなりバイアスがかかっています。