A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

Fox, J.W. (2013) The intermediate disturbance hypothesis should be abandoned. Trends in Ecology & Evolution, 28, 86-92.

YMMCさんのツイートから。ざっくりいってしまうと,中規模攪乱仮説はオワっているという主張だと思う。著者はどちらかというと,この仮説の後ろにある3つのメカニズムに理論的な欠陥がある,というのを説明している(のだと思う。読めそうでしたが読めませんでした*1)。PNASのMillerさんの論文とかを読め,とも書いてありました。メモとして。タイトルもなかなか衝撃的。

## 追記 13/10/14

Miller, A.D., Roxburgh, S.H. & Shea, K. (2011) How frequency and intensity shape diversity-disturbance relationships. Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America, 108, 5643-5648.

上の論文で引用されていた論文。2種系の数理モデルを例に説明している感じ。マテメソが後ろにあって,それまで実は一切数式が出てこない。強度や頻度によって,ほら共存状況が色々かわりますよねぇ,IDH(中規模攪乱仮説)より,こういうモデルを基に実験結果の違いを議論した方が建設的ではないですか?って感じの話だと思う*2

*1:時間をかければ読めるかもしれないけど。。いやわからない:著者はブログでも解説しています

*2:数式はもちろん理解してません