A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

Lehner, B., Liermann, C.R., Revenga, C., Vorosmarty, C., Fekete, B., Crouzet, P., Doll, P., Endejan, M., Frenken, K., Magome, J., Nilsson, C., Robertson, J.C., Rodel, R., Sindorf, N. & Wisser, D. (2011) High-resolution mapping of the world's reservoirs and dams for sustainable river-flow management. Frontiers in Ecology and the Environment, 9, 494-502.

やっと読んだ。世界のダムとダム湖の情報をまとめたデータベースを作りましたよー。という論文。総ダム貯水量/ある河川区間の年平均流量を計算して,Degree of regulationという値も計算している。DORと略されてなにやらかっこいいけど,考え方はシンプル*1DORを計算する上で,情報のすくない小さいダムの情報が結構重要になってくるというのはおもしろかった。使う事は壮早々ない気がするけど。。とりあえず。

Ceola, S., Hodl, I., Adlboller, M., Singer, G., Bertuzzo, E., Mari, L., Botter, G., Waringer, J., Battin, T.J. & Rinaldo, A. (2013) Hydrologic variability affects invertebrate grazing on phototrophic biofilms in stream microcosms. PLoS ONE, 8.

これもやっと読んだ系。タイトルはおもしろいんだけど,中身は実験にしてはちょっと雑かなぁという印象。結果があまり綺麗でないせいもあるかも。PLOS ONEですが,Freshwater ecology系だと,いわゆるええとこにはのらんのではないかな,という感じ。ただ,ざっと読んだ感と,水理学っぽい話が強いので感想にバイアスがかかっている可能性があります。

*1:でも実際計算は結構大変のはず