A way of thinking

筆者個人の思考過程です。意見には個人差があります。

サバティカル中なポフさんに会えた。気さくでいい人そうだ。学生の発表も聞いたけど,なんとなく向かっている方向は,ボクの所属研究室の学生がやっていることに近い(アメリカの方がスケールがでかそうですが)。ただ,ふわふわしていのは確かで,ボクはポフさんに会えて興奮していたから聞けたけど,ジャスティンもピートもあまりお好みではなかったみたい。特にジャスティンは,はよ出たいと思ってたに違いない。


多分,今後,モデルを使った将来予測みたいなのが,どんどん出てこざるを得ないよな雰囲気になっているように感じるけど,それをどういう状態なら許すのか,複合領域(例えば,水文モデル+生態)になると,余計にそこをちゃんと判断するのが難しくなるような気がする。NatureやScienceレベルとか,とても広いスケールでの全体的な方向決めとかには,それでもいいと思うけど,結構ローカルに大事で実務に役立つ知見って,もっと地道な研究から生まれてくるような気がする。ピュアな人からすると結構「えいや感」がひどくて,興味をそそらない*1というのは,案外良い指標なのかもしれない。自戒の念を込めて。

*1:カートは多分ピュアよりだとは思うけど,モデルならほらあれでしょ,ねぇ,簡単にねぇ的なことをセミナーの後に言ってた